「次世代ミノキシジル」=「ピディオキシジル」はどんな成分?
まだ数は少ないですが、最新育毛剤に取り入れられつつある【ピディオキシジル】という成分とはどういったものでしょうか。
ピディオキシジルより前に、毛母細胞分裂を促進し毛髪を生成させる成分として「ミノキシジル」が開発されました。ミノキシジルは元々医療現場で血圧降下剤をヒントに誕生した発毛医薬品成分です。
それまでの育毛成分は脱毛予防が主だったものでしたが、新たに毛髪を生成させる成分として大変注目された成分です。ただし、血圧に作用する成分だったことから血圧に異常のある人や心臓・肝臓に障害がある人、高齢の人は使えないというデメリットがありました。かゆみや炎症などの副作用も心配されています。
万人が使える育毛成分として、ミノキシジルの分子配列の一部を置き換えて別の分子を配合した【ピディオキシジル】は人工的な成分です。ミノキシジルは医療現場で発見されたのに対し、ピディオキシジルはミノキシジルを元に育毛効果をより安全で確実なものにできるよう開発されたという点からもその活躍に期待ができます。
●ミノキシジル成分に更なる育毛成分がプラスされた!
具体的にはミノキシジルの成分にツバメの巣などに含まれ免疫力をアップさせるシアル酸と、EGFという細胞の再生や修復を促す成長因子が加えられていて、より育毛効果が増すよう工夫されています。
化学式の構造は当然ミノキシジルに類似していることから、疑似ミノキシジルやミノキシジル誘導体と呼ばれています。
成分表示では「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド」と記載されていることが多いです。
まだアイテムは少ないですが、最新の育毛剤には既にピディオキシジルの配合がされていたりと、育毛業界では大きく注目を集めている成分です。
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ミノキシジルとの違いは・・・副作用のない「安心」成分
ピディオキシジルの特徴・大きなメリットと言えば副作用の可能性が極めて低いという点です。今のところピディオキシジル使用による副作用は確認されておらず、安心して使用することができます。
今までミノキシジルには育毛効果は期待できたものの、使用できる健康状態でなかったり、副作用が懸念で使用できなかったという人にとっては大変嬉しいポイントです。
ピディオキシジルと言えば、既にまつげ美容液に配合されている例も多く、使用者の反応はとても良いです。まつげにハリやコシが出たという他にも、実際にまつげの量が増えた、まつげが太くなった・長くなったという口コミもあることから、毛髪への効果も期待されています。
ピディオキシジルは今のところ検証中ということもあり化粧品原料としての認可のみおりている状態ですが、目の近く=粘膜に触れる可能性が高い部分でも使えるという点で特に【安心感は高い】と言えます。
またピディオキシジルは、ミノキシジルの懸念点であった、吸収されにくいという点も改善されています。吸収されないのではいくら育毛に有効な成分でも効果を充分に発揮できないので、浸透力が強いのであれば期待も大きいです。
気になる育毛効果は・・・
ピディオキシジルの効果について、使用者の声はまだ多くはありません。育毛効果についてはミノキシジルの血流促進効果などが従来のままな点と、シアル酸とEGFによってミノキシジルよりも高そうに見えます。
しかし、ミノキシジルにある「毛母細胞の減少を抑制する機能」と「成長因子の自発的な産出を促す機能」はピディオキシジルにはありません。これらは脱毛抑制及び育毛促進に働いていた点ということもあり、効果の面では今のところはっきりした結論は出せていないと言えそうです。
実際の商品はキャピキシルと組み合わせて配合されているケースが多く、キャピキシルも副作用がないことから、ピディオキシジル配合の育毛剤を使う人からは、「副作用がの心配がないから使用を開始した」という意見や、「新成分に期待を寄せて使用している」という意見がありました。
理論上は育毛効果に大きく期待ができるので、今後新たな口コミにも注目していきたいです。既に美容大国の韓国をはじめとし海外では育毛有効成分として使用されていることもあり、安心して使用できるという点では間違いなさそうです。
これまで色々な育毛剤やスカルプシャンプーを使ってきたけど、あまり効果がなかった、、という方にも、この新成分が効果を発揮してくれることを期待します。