【業界初のノンシリコンUVスプレー】スカルプUVスプレー(SPF35/PA+++)日焼け止め部門楽天週間ランキング第1位!

日焼け止めはシリコン配合ばかり? 

ノンシリコンシャンプーが珍しくなくなってきた昨今ですが、実はほとんどの日焼け止めにはシリコンが配合されています。成分表示をよく見てみて、「シロキサン」「シリカ」「ジメチコン」「メチコン」などという文字が見えたらそれがシリコンです。

シリコンを配合する目的は主に、酸化亜鉛などの成分のコーティングと、汗をはじきやすくする(ウォータープルーフにする)ためです。
シリコンが本当に毛穴に詰まったり頭髪の乾燥を助長したりするかどうかは議論の分かれるところですが、悪いとする説がある以上何となく避けておきたいのが人情だと思います。

前項と合わせてまとめると、頭皮や髪の毛に使う場合は、紫外線散乱剤不使用でしかもノンシリコンのものを選んだ方が良いということになります。この条件を満たすのは例えばスカルプDの「スカルプUVスプレー(SPF35/PA+++)」、国際科学工業 の「SPFウォーター3(SPF15/PA+)」などがあります。

紫外線対策は体に遠い方から

日焼け止めを塗るのも良いのですが、「紫外線対策は体に遠い方から」と言われます。日焼け止めクリームよりも帽子、帽子よりも日傘、日傘よりも日陰に入る……と、より物理的に紫外線を避ける方が良いのです。「日焼け止めを塗っているから大丈夫」と過信せず、帽子をかぶるなど物理的な対策も併用してみて下さい。

育毛剤も実は紫外線からのダメージを回復

紫外線を受けると皮膚はダメージを受けます。紫外線は皮膚に炎症を起こさせ、乾燥させ、真皮の中のコラーゲン線維などを切り、活性酸素を発生させます。
育毛剤を見てみると、大抵「炎症を抑える成分」「保湿成分」「血行促進成分」「抗酸化成分」が様々配合されています。
血管もコラーゲンからできていますし、毛根も真皮にあります。紫外線の引き起こす炎症・乾燥・真皮への攻撃・活性酸素による酸化がいかに育毛の敵であるか、考えてみると分かってくるのではないでしょうか。

そう考えると、育毛剤は紫外線のダメージを中和してくれる存在であると考えることができます。健康で若い頭皮を保ち抜け毛が起こりにくくするには、日々の地道な予防や手入れが大事です。女性が化粧水やクリームなどで日々手入れをするのと同じ感覚で、頭皮ケアに育毛剤を利用してみて下さい。ただし「医薬品」の育毛剤は日々の頭皮ケアのために作られた製品ではありませんので注意が必要です。

髪の毛が多くある場合は頭皮が守られる代わりに髪の毛がダメージを受けます。屋外にビニール袋などを放置するとだんだん劣化してくることからも分かるように、紫外線はものを壊していく光線なのです。
髪がそんなに長くない男性であれば紫外線による傷みはそこまで気にしなくても良いと思いますが、日中帽子もかぶらずずっと外にいるような方は気をつけて下さい。大事な髪の毛が傷んでコシがなくなり、切れやすくなったりスタイリングしにくくなったりという可能性があります。

紫外線も栄養素の一つ

紫外線の悪い面ばかりを取り上げてしまいましたが、実は紫外線は人間の体になくてはならないものです。よく知られているのはビタミンDの体内合成に紫外線が必要ということ。ビタミンDは骨を作るのに使われます。

栄養素は細胞内で分解された後、細胞の中のミトコンドリアでまた分解され、最終的に水素が作り出されます。少し難しい話になりますが、細胞の中のミトコンドリアでエネルギー(アデノシン三リン酸)を作り出す際に「電子伝達系」という回路があります。
電子伝達系でエネルギーを作るためには、1個の陽子と1個の電子で成り立っている安定した分子構造の水素を栄養素から引き離し、ミトコンドリアの膜の内側と外側に電位差を作ることが必要です。
この「水素分子を栄養素から引き離す」という仕事を紫外線が行っているのです。

以上は難しい話なので理解できなくてもよいのですが、要は「骨や活動のエネルギーの産生に紫外線は必要である」ということだけおさえておいて下さい。
極度に外に出ない生活をしているのでもなければ、日焼け止めを塗って紫外線を防ぐことは害よりも利益の方が大きいと思います。

特に頭皮は一番紫外線にさらされやすいので、育毛の観点から見ればしっかりと紫外線対策をするのが良いでしょう。