頭部白癬(しらくも)の原因・感染経路
白癬(しらくも)は、真菌(カビ)の一種で20種類以上あり、この菌が足に感染すると水虫で、爪に感染すると爪白癬、股間に感染するとインキンタムシ、体幹にできるとゼニタムシなど種類があります。
これが頭部に感染すると頭部白癬(はくせん、また一般的にはしらくも)と言われています。
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ときには脱毛も引き起こす頭部白癬ですが、10歳以下の子どもにかかりやすく、近年では高齢者の女性にも増加傾向にあります。頭部白癬の感染特徴としては
◉人や、犬・猫などのペットから感染する。
◉高温で湿度が多い所で発症しやすい。
◉櫛やタオル、寝具などの共有でも感染する。
◉子どもや高齢者に感染しやすい。
◉水虫を触った手で頭髪や顔などに触れると感染しやすい。
頭部白癬(しらくも)の症状
◉髪が抜けやすく、症状が悪化すると円形の脱毛を引き起こす。
◉皮膚が剥がれて大量のフケが出ることもある。
◉うろこ状の大きいかさぶたができる。
◉初期は痒みがほとんどないが、放置すると進行しニオイが出たり痒みが出たりするので爪で傷を付けてしまい化膿することもあります。
⇒上記のような症状が出たら皮膚科を受診して適切な治療をしましょう。
また、脂漏性皮膚炎や、円形脱毛症と間違われやすい症状なので、注意が必要です。
頭部白癬(しらくも)の診断・治療
うろこ状の大きなかさぶたや、脱毛の状況を皮膚科で見てもらい毛髪や皮膚を採取して白癬菌の感染があるかないかを顕微鏡で調べてくれます。
白癬菌を退治するために薬剤を使った治療をしていきます。抗真菌薬の内服薬を1〜2ヶ月服用します。大人は「イトラコナゾール」「テルビナフィン」などの薬が処方されることが多いようです。
子どもは「グリセオフルビン」が処方されることが多いようです。他者感染を防ぐためにクリームタイプの外用薬を頭皮につける事もあります。
万が一、脂漏性皮膚炎と勝手に自己判断でステロイド剤などを使ってしまうと症状が重症化する可能性もありますので、勝手な判断をせずに医療機関で適切な診察を受けて適切な治療を受けることが必要です。
家族でクシやブラシの共用をしている方はやめておきましょう。帽子やタオルを共用するのも控えましょう。
そして、しらくもの感染と診断された場合、抜け毛が気になることも多いでしょうが、こまめにシャンプーで洗髪し白癬菌をたっぷり含んだフケや抜け毛などが頭皮に残らないように、シャンプー後のすすぎをしっかり行い患部を清潔に保つことが大切です。
またその際には無添加のアミノ酸系のシャンプーを使用することをオススメします。
脂漏性皮膚炎の頭皮にも使用できる99%天然由来成分でできたシャンプーで、敏感になった頭皮にも使えるよう作られたシャンプーです。
抗菌作用・抗炎症作用・また保湿成分も配合され、症状が出ている顔に洗顔として使っても問題がないシャンプーです。
病院で週に何度か使うシャンプーを処方してもらえることもありますが、それ以外は
のような頭皮ダメージを最小限にしてくれるシャンプーを使用しましょう。
しらくもと診断された時の、大切な家族・ペットとの付き合い方
上記にも記載したように、大切な家族や友人に感染を広げないためにも、帽子やタオル・寝具などの共用はやめておきましょう。また人対人だけでなく、人と動物(ペット)の間でも感染の可能性があるのですから大切なペットに白癬菌を移してしまわないようにペットの皮膚や毛も定期的に洗浄して清潔に保ちましょう。
感染を広げないためにも、日々の洗髪で頭皮を清潔に保ち、症状が長引かないように医師の診断を守って過ごしましょう。
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