髪や頭皮がダメージを受けるシャワーの浴び方って?
抜け毛対策を考える時に意外と知られていないのがシャワーの使い方です。
ほとんどの方が入浴の際、髪を洗うのにシャワーを使うのではないでしょうか。この機会にいつもの自分の洗髪の様子を思い出していただき、もし間違っている事があれば見直してみて下さい。
●シャワーの温度は?●
まず、頭を洗う際のシャワーの適温は、37〜38℃くらいだといわれています。温度は高いよりは低い方が良いでしょう。高温のシャワーを浴びる事で頭皮や髪の毛はダメージを受けてしまいます。
高温の方が、頭皮の皮脂を落としてくれるのでは?と思いがちですが、頭皮も顔の延長と考えれば、高温で洗うとダメージを受け、乾燥などのトラブルの原因になりかねませんので、ぬるま湯程度の適温を心がけましょう。
頭皮・髪に優しい温度を心がけ、洗髪前にシャワーの温度を確認してから髪を洗う事が大切です.
●シャワーの水流は?●
次にシャワーの水流はどうでしょうか?
勢いのよいシャワーは気持ちよくて、汚れもスッキリ洗い流せる!と思いませんか?
しかし、実は強すぎるシャワーが頭皮にダメージを与える場合があります。
特に少しトラブルがある頭皮だと、強い刺激を与えてしまいか痒みを悪化させたりする事があります。弱った毛根に勢い良くシャワーをかける事で抜け毛に繋がる事もあるでしょう。
あまりにも弱い水流だと、それも洗い残しの原因になりますので、ある程度水流を調節して刺激による負担の少ない状態を意識しましょう。
適度な水流で洗髪することで、頭皮にも優しいし、水道代の節約にもなります。
敏感肌には水道水も影響する!!
私たちの生活環境は、世界基準から見てもとても恵まれたものです。
水道の蛇口をひねれば、無色透明のきれいな水が出てきます。本当にありがたい事です。
しかし、敏感肌でアトピー性皮膚炎を患っている方の中には、水道水のなかの微量な有害物質である塩素・トリハロメタンなどに反応してしまう方もいます。
全ての方に反応が出る訳ではありませんが、その微量な有害物質により、肌や頭皮のトラブルを引き起こしたり、髪のハリやツヤが失われると感じる人がいるのは事実です。
最近では多くの家庭でキッチン用の浄水器が普及したり、ペットボトルの飲料水の消費量が増えているのは水に対する意識が高くなってきているということです。
ですから、毎日入るお風呂、シャワーの水質も安心できるものを使いたいと思うのは自然な事です。
浴室用の浄水器や、シャワー用の浄水器がホームセンターなどでも販売されていますので、取り入れてみるのも良いでしょう。
シャワーや、お風呂のお湯の質を少しでも良くする事で刺激を取り除き、髪や頭皮環境の改善ができれば、またトラブルは特になくても、髪のハリやツヤを取り戻したい方には、シャワーの水質にこだわる事も重要な育毛習慣の一つだと思います。