【自然派育毛剤】オススメ!アロエ酒の育毛剤・みかん酒の育毛剤の効果とは

自然派にこだわった育毛剤にはどんなものがあるの?

ボトル市販の育毛剤がいろいろと出ていますが、基本的には気長にずっと使い続ける事ができるものがほとんどです。
(ただし「医薬品」と書いてあるものを除きます。医薬品は高い効果が期待できる分体への負担が大きく、あまり長年使い続けることはすすめられません)。
女性が使う化粧水やクリームと同じような感覚です。

ずっと使い続けるということになると、価格が気になる方も多いことでしょう。
そして長年使っているうちにはいろいろと試してみたくなるものです。
当サイトでは「おすすめの頭皮に優しいスカルプシャンプー(アミノ酸系・ノンシリコン・無添加など)」を紹介していますが、今回は、手作りの育毛剤「アロエ酒」「みかん酒」についてご紹介します。

【アロエ酒・みかん酒】薄毛に対する有効成分

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アロエの葉の皮の中には「アロイン」という成分が含まれています。また、みかんなど柑橘系の果物の皮には「リモネン」という成分が含まれています。
この「アロイン」「リモネン」という成分によって男性型脱毛症(AGA)への効果が期待できるのです。

アロイン・リモネンともに、「5α-還元酵素(リダクターゼ)」という酵素の働きを抑制します。この5α-還元酵素というのは、「テストステロン」という男性ホルモンを「ジヒドロテストステロン(DHT)」という物質に変える作用があります。ジヒドロテストステロンは毛乳頭細胞の中の核内に入り込み、核の中の染色体に結合すると、脱毛を命令するたんぱく質が作られます。そしてまだ成長途上の髪の毛を抜けさせてしまう——これが男性型脱毛症のメカニズムです。

5α-還元酵素は体内のいろいろなところに存在しますが、頭皮の中では前頭部や頭頂部に多いのです。だから男性の薄毛は前頭部や頭頂部に多く発生します。
このあたりのことをもっと詳しく知りたい方は「AGA遺伝子検査 AGAドックについて」を合わせてお読み下さい。

【アロエの歴史】 驚くべき成分・効果について

アロエアロエは古代エジプトから薬用として使われていたという、大変歴史の古いものです。育毛効果よりは便秘解消や健胃効果、また傷薬としてのイメージが一般的でしょう。「日本薬局方」1886年(明治19年)の第一版から載っています。

現在の日本薬局方で「アロエ」の項を見ますと「バルバロイン」という成分が有効成分として載っていますが、これはアロインを構成する成分です。国民生活センターが出しているアロエ健康食品についての文書によると、「アロインとは、正しくは、アロエからカルシウム塩を経て得られる黄色粉末のことを指し、主成分であるバルバロインのほかバルバロインの配糖体等も含む。」と書かれています。

アロエには様々種類がありますが、日本薬局方に載っているアロエは「ケープアロエ」という種類です。日本で広く流通しているアロエは「キダチアロエ」という種類で医薬品のアロエとは品種が違うのですが、キダチアロエはアロエ種の中でも最も薬効が高いともいわれます。

アロエには殺菌成分も入っています。育毛剤にはよくヒノキチオールという殺菌成分が入っていますが、これはふけやかゆみの抑制のため入れられる成分です。ケガなどに使うのは、殺菌作用のほか、組織の欠損部を下から盛り上げる作用を期待してのことです。つまり細胞の生まれ変わりを促進すると考えられます。毛根部の新陳代謝を促進する効果もあるようです。

紀元1世紀頃に書かれたといわれる「ギリシャ本草」には、抜け毛にはアロエ粉末をブドウ酒と混ぜて塗ると良いという記述があります。

またビタミンB2、B6、B12などが含まれている他、保湿効果(しっとりさせる)、収れん効果(引き締める)があります。育毛の基礎の基礎、大前提は健康な頭皮ですが、頭皮の健康に良い成分が様々入っているのです。

そしてアロエは生命力が強く、育てていると根元の方から新芽がどんどん出てきます。この新芽を摘み取って1週間ほど切り口を乾燥させ、乾いた土に挿しておくと根が出て増やせます。だからわざわざ買わなくても、知り合いや近所の人でアロエを育てている人がいれば株分けをしてもらえる可能性が高いのです。

低温には注意が必要ですが、冬期は茎を切ってそのあたりに吊るしておき、春になったらまた土に挿して根を出させるという大胆な冬越しもできます。育てる場所があって数日に一度の水やりができるのであれば、コストパフォーマンスが高い上、自然派の方にはもってこいの植物と言えるでしょう。

みかんの皮の成分と効果について

みかんみかんの皮、またはマンダリンオレンジの皮は「陳皮(ちんぴ)」として日本薬局方にも載っています。有効成分は「ヘスペリジン(ビタミンP)」です。ヘスペリジンはコレステロール値の改善、毛細血管の強化、血流改善などの効果があるといわれています。

みかん、オレンジなど柑橘類の皮には「リモネン」という成分も含まれていて、それが育毛につながります。


ちなみにこのリモネンは柑橘類の香りの成分なので、リモネンの溶け出したみかん酒はいい香りになります。
さらにアミノ酸も多く含まれ、毛根の周囲にある繊維芽細胞の活性化や、毛母細胞の根元にある毛乳頭細胞を増やす効果が期待できます。

◉【自然派手作り育毛剤】アロエ酒、みかん酒育毛剤の作り方・使い方詳細はこちら→→→