つむじハゲとはどんなものか
「つむじ」とは頭頂部より少し後部にある髪が放散するようにうずを巻いている部分で、右巻き・左巻きがあります。また「つむじ」が1つの人もいれば２つの人、時にはつむじがない人もいるようです。
さて、皆さんは自分のつむじを見たことがあるでしょうか。自分のつむじが右巻きなのか左巻きなのか、1つなのか2つなのか知っているでしょうか。
かなり意識して見ようとしなければ自分のつむじを見ることはできませんが、他人のつむじは多様な場面で目に入ってきます。電車で寝ている人の前に立った時、駅の階段を降りる時、何気なく人のつむじが目に入ることはしばしばです。
自分より他人のほうが自分のつむじをよく知っていると言っても過言ではありません。それに比べてM字ハゲは自分で鏡を見て嫌でも気付きますから、自分次第で早めの薄毛対応が可能です。
このことからもわかるように、つむじ周辺の毛髪が薄くなり始めたのを初めて気がつくのは自分ではなく自分以外なのです。
それ故に、何気なく家族や友人に「あれ？つむじ薄くない？」などといわれた時には、思いのほかつむじハゲが進行してしまっているという事も多いのです。
気付いた時点ですぐに薄毛対策を考え実践すれば、それだけ短時間でヘアサイクルを取り戻せます。まだ間に合う段階なので、自分に合った対策を探してみましょう。
なぜつむじハゲ（O字ハゲ）は起こるのか
薄毛の種類にも色々ありますが、AGA（男性型脱毛症）はM字ハゲ・O字ハゲが一番多いと言われています。
M字型が前頭部の生え際部分、O字型がいわゆるつむじ周辺部分（頭頂部）から起こる薄毛です。
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AGAは病気ではなく、身体が健康でも発症する場合があります。
原因としては遺伝の要素が強いとも言われていますが、テストステロン（男性ホルモン）の作用によるヘアサイクルの短縮が主な原因です。
テストステロン（男性ホルモン）は単独では脱毛を促す働きはしませんが、「5α－リダクターゼ」という酵素と結び付いて「５α−DHT」（ジヒドロテストステロン）という男性ホルモンになった時に脱毛を促し薄毛の原因となります。
テストステロンをこの悪玉男性ホルモン「５α−DHT」（ジヒドロテストステロン）に変身させる「5α－リダクターゼ」という酵素が額部分や頭頂部に多いことから、【額部分=M字ハゲ】【頭頂部=O字ハゲ】になりやすいと言えます。
まず育毛剤を使う前に「改善点」を考えてみる
ホルモン以外にもにも色々な原因が考えられます。
【生活習慣の乱れ】
生活習慣の乱れの中でも、「食生活」の乱れは顕著に毛髪へのダメージをもたらします。なぜなら、脳は生命維持のための栄養素を内蔵に行き渡らせることを最優先に考えています。
バランスの良い食事ができていないと、毛髪に必要なたんぱく質・ビタミン・亜鉛は全て内臓に送られてしまい毛髪や爪といった生命維持とあまり関係ない部分への栄養分は無くなってしまいます。
「睡眠」に関しても、午後10時〜午前2時の時間帯に成長ホルモンが分泌されると言われていますので、その間に質の良い睡眠を心がけることが必要です。仕事がどうしても遅くなる場合もある方は、最低限、日が変わる前に就寝するようにしましょう。また成長ホルモンが分泌される時間帯に頭皮が清潔な状態がいいので、朝シャンではなく就寝前のシャンプーがオススメです。
【「過度なストレス」も育毛の敵】
ストレスといっても薄毛に対するストレス、仕事や人間関係に関するストレスなどさまざまです。大なり小なり誰にでもストレスはあります。しかしストレスが大きすぎると、自律神経が乱れ血管が細くなりその結果「血行」が悪くなります。
血行不良によって運ばれる栄養素の量も減少し、毛乳頭への栄養素行き届かなくなります。
ただのストレスと思わず、頭皮や身体のためにも趣味などで上手く発散方法を見つけ、自律神経を整える努力が必要です。
リラックスのための入浴や、頭皮マッサージを取り入れるのも1つです。血行促進しながらリラックスできるので
おすすめです。
【喫煙習慣は育毛の敵】
老化や発がんにも関わる喫煙は、頭皮にもダメージを与えます。たばこから出るニコチンは血管を収縮させる作用があるので血行が悪くなる事は避けられません。一酸化酸素の発生により頭皮の代謝も下がり、毛髪の成長にも悪影響を及ぼす事になります。
「禁煙」することは、育毛活動にとって必須条件と捉えましょう。
少しづつたばこの本数を減らす方法は失敗するケースが多いようですので、きっぱり決断する事をおすすめします。
自分だけでなく、「たばこはやめた！！」と周囲にも宣言しておくことで、自制心が働き禁煙が成功する確率も上がるでしょう。どうしても吸ってしまう、、という方は、禁煙外来で専門の医師に相談することであっさりと成功する事例もありますので試してみましょう。
つむじハゲを改善するには、、
上記の生活習慣を改善し、乱れたヘアサイクルを徐々に正常に戻していきます。
生活習慣、中でも食生活の見直しは、身体の内部から働きかけ血行促進・栄養補給をサポートし毛髪が元気になるよう助けてくれます。
ただし、根気が必要です。「ハゲは1日にしてならず」徐々に抜け落ちた髪はすぐには戻りません。1年〜2年のスパンで身体を改善し、頭髪を蘇らせて行きます。髪の健康面だけではなく、身体の健康を保つためにも生活習慣の見直しは継続して行くことをオススメします。
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どの対策が自分のつむじハゲ対策に合っているかをしっかり見極めて、とにかく第一歩は身近な「食生活」から改善に踏み出してみて、平行してスカルプケアを取り入れていくことをおすすめ致します。
