薄毛率世界第1位はチェコ
外国人には薄毛の人が多いという印象を持っている人がいるかもしれません。ロシアなどでは薄毛の男性が「イイ男」と思われるそうです。
日本人は白人に比べるとそれほど薄毛の人が多くはない印象ですが、世界的にみた薄毛人口はどの程度のものなのでしょうか。
それを調べた育毛サロンアデランスが出したデータがあり、このデータは世界中の主要都市に派遣されたアデランススタッフが目視によって通行人を観察し、薄毛率をまとめたというものです。
調査対象は世界の21カ国でしたが、調査の結果、世界で最も薄毛率が高いのはチェコであり、その次がスペイン、そして3位はドイツという結果になり、この3カ国の薄毛率は全て40%以上を記録していました。
薄毛がかっこいいとされているロシアは第11位であり、上位10位はすべて欧米諸国が席巻しました。気になる日本人の薄毛率は約26%であり、14位でした。
西洋と東洋の違いは何?
ランキングをみると、日本は14位、中国(香港)が15位、シンガポールが16位、タイが17位、台湾が18位、マレーシアが19位、韓国が20位となりました。13位以上はすべて欧米諸国であり、それ以下はすべてアジア諸国です。
西洋と東洋でこれだけ明らかな差がでるのは、遺伝的要因が大きいということでしょう。
実際に、西洋人の髪の毛は東洋人よりも細いのです。西洋人の平均的な髪の太さは40~60ミクロンであり、東洋人の平均的な髪の太さは60~80ミクロンです。
何万本という髪の毛が生えていることを考えると、この20ミクロンの差は非常に大きく、西洋人のほうが薄くなりやすいということが分かります。
さらに、「食文化の違い」も考えられます。
洋食と和食を比べてみれば歴然ですが、西洋の食べ物は総じて高カロリー・高脂質であるのに対し、和食は低カロリー・低脂質です。
西洋人は遺伝的にアルコールへの耐性も強く、お酒を飲む量も多いです。
高カロリー・高脂質、そしてお酒をたくさん飲むのであれば薄毛に悪い三拍子がそろっているようなものです。
世界ランキングが示唆する薄毛の原因
ランキングから考えられることは、日本人はもともと薄毛になりにくい資質を持っているということ、そして高カロリー・高脂質の食生活が薄毛の原因になっていることは大いにあり得るということです。
実際にメタボリックシンドロームが薄毛を呈するということもわかっています。
現在の食生活を見直し、洋食が多いならば和食に変えるなどの工夫をしていく必要があるでしょう。
洋食でも最も悪いのはハンバーガーなどのジャンクフードであり、これらを減らしていくことは薄毛対策に直結するでしょう。
和食、日本食の良さが世界にも広まりつつある中、日本人である私たちこそがもう一度原点に立ち返って和食を見直す時期なのかも知れません。