夏の強い紫外線が頭皮、毛髪に与える影響 紫外線A波(UV-A)紫外線B波(UV-B)

紫外線はお肌の大敵=頭皮の大敵!!

今やそれを知らない方はいないでしょう。
日焼け止めなんて塗ったことのないような男性でも、紫外線が美容の大敵というのは聞いたことがあると思います。

「お肌」「美容」というと「自分には関係ない」と思う男性も多いと思いますが、実は頭皮も「お肌」の一種です。しかも頭というのは一番上にあるので紫外線を一番受けやすいのです。髪の毛が多くあって頭皮をおおっていれば、おおわれた部分の頭皮についてはそんなに紫外線の影響を気にすることもないでしょう(髪の毛自体はダメージを受けますが)。しかし分け目の部分や薄くなっている部分は紫外線のダメージを受けやすくなります。
最近ではスプレータイプの日焼け止めが手軽に使用でき流行っていますが、髪や頭皮にも兼用で使用出来る画期的な商品もありとても便利です。

「紫外線のダメージ」と言っても具体的にどういうことが起こるのか、女性でも意外と知らないものです。
それでは紫外線について詳しくお伝えします。

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紫外線A波(UV-A)・紫外線B波(UV-B)

「UV」という言葉は紫外線を表します。紫外線のことを英語で「ウルトラバイオレット(ultraviolet)」と言いますので、「Ultra」のUと「Violet」のVを取って「UV」です。バイオレットというのはすみれ色(紫色)で、紫色の光よりも波長が短い光線なので「紫外線」と呼ばれます。ちなみに赤外線は英語で「インフラレッド(infrared)」、直訳するなら「赤“内”線」となります。

紫外線にはA波とB波があります。A波の方が波長が長く(紫色の可視光線に近く)、B波は波長の短い光線です。

A波は波長が長く、いろいろなものを通り抜けて届く光線で、曇っている日でも降り注いでいます。皮膚の奥(真皮)まで届いてコラーゲン線維などを壊してしまうため、シワやたるみの原因になるのがこの紫外線A波です。また皮膚にあるメラニンを濃くさせる作用もあります。

B波は波長が短いため雲でさえぎられるので曇りや雨の日には激減します。皮膚でも表面(表皮)だけに届きますがその作用は非常に強く、日焼けの赤み・ヒリヒリ・黒くなるなどは紫外線B波によるものです。皮膚ガンの原因にもなります。

紫外線というと真夏、7~8月が最も強いというイメージがあると思います。
紫外線B波についてはその通りですが、A波については事情が違います。一年の中でA波が最も多く降り注ぐのは5~6月です。しかも地表に降り注ぐ紫外線の約90%はA波なのです。
毛根は肌の奥、真皮にあります。真皮まで入り込み深く老化させてしまう紫外線A波は、育毛を考える方にとって絶対に軽視できない存在です。

頭皮と顔の皮膚はつながっていますから、頭皮にシワやたるみが出ると顔の印象にも直結します。
若いうちなら、カツラや増毛をしても違和感がないでしょう。しかし顔に年齢が現れてくると、髪だけ増やしてもかえって不自然になる可能性もありますから、せっかくケアするなら頭皮と顔の両方に気を配るほうが良いかもしれません。