フィナステリドと性機能障害
プロペシアやフィンペシアを飲んでいる、もしくは夫や彼氏が飲んでいるという人は聞いたことがあるかもしれませんが、これらの薬に含まれるフィナステリドの副作用として、性欲が減る、勃起障害が起こるなどというものがあると聞いたり、実際にそう感じたことはないでしょうか。
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理論上は男性ホルモンに直接的な影響がなく、性欲減退なども起こりえないとされているものの、実際に服用している人がそのように感じたならばそのような理論は信用に値しないものだと思います。
確かにフィナステリドは男性ホルモンには直接作用するのではなく、酵素を抑制するものです。つまり薄毛を引き起こす男性ホルモンであるDHTを間接的に減らすことによって、薄毛の治療を図るというものです。
DHTには精子をつくる役目もある?
確かにDHTは薄毛治療の観点から見れば邪魔者でしかありませんが、実は精子を作る役目もあるものなのです。
また、性機能に関する働きを持つものであることから考えると、まったく性機能に関して副作用が無いという説は大きく矛盾していると言えます。
ただし、フィナステリド(エフペシア、フィンペシアの有効成分)の副作用発症率は、全体の2〜5%との報告もあり、100人中2〜5名と言われているのも事実です。
副作用には個人差があり、一概に断定はできませんが、医薬品として効果を感じている人も多く、薬に関する知識があり注意点をよく把握している育毛上級者も多くいます。
もし、個人輸入での購入を考えるならしっかり情報を確認してから服用されることをオススメします。
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精液への影響は?
特に心配なのは、精液への副作用です。
精液というのは精子が運動をするために弱アルカリ性を保って精子の生存を維持するという働きを持っています。
しかしフィナステリドが体内に入ると、精液を構成するたんぱく質が減少することになります。
このことは精液の減少を示し、精子にとっては生存のための要素が減少することを意味します。同時に精子が動き回る事ができなくなるため、妊娠の確率も下がってしまいます。
さらには、フィナステリドは精子のDNAにダメージを与える、無精子症を引き起こすなどという副作用も指摘されており、中には服用をやめても性機能が回復しない事例も報告されています。
ここまで重症化することは稀でありますが、フィナステリドを服用する際のリスクと考えてよいでしょう。
精子の量がへる、妊娠確立が低下する、そしてDNAが損傷する、などなど改めて考えると決して軽いとはいえないリスクを背負う事になります、
とくに精子は子孫を残すために必要なものですから、それに関するリスクを負うという事は服用する当事者の男性のみではなく、妊娠しにくくなる事によって女性もリスクを背負う事になるということです。
フィナステリドの服用を考えるときには使用方法を守り、上記のようなリスクを知った上でパートナーがいる場合は一緒に考えながら使うようにしたいものです。
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