白髪を抜くとなんでダメなの?白髪のできるメカニズムを知ろう! 

白髪を抜いてしまうのは御法度?

白髪を見つけてしまうと、どうしても抜いてしまいたくなるところですが、特に抜く必要はありません。
なぜなら白髪は薄毛などとは違って、修復が可能な髪の毛だからです。

薄毛の場合はだんだんと毛が細くなっていき、毛母細胞に存在する毛乳頭が小さくなってしまうということが原因です。しかし、白髪の場合は特に毛が細いというわけではない限り、健康な黒い髪の毛と、発毛の仕組み自体は変わりません。

むしろ抜いてしまうことで毛母細胞を傷つけたり、毛細血管と毛乳頭のつながりが切断されてしまうリスクがあります。もし白髪が気になったとしても、抜かずにそのまま放置しておくか、白髪染めなど使って対応するのが良いでしょう。

白髪染めを使うのに抵抗があるのなら、根元部分からハサミで切るというのも一つの手段です。
毛根自体が収縮しているわけではありませんが、ヘアサイクルの周期によって生え変わったときに、再び黒い毛が生えてくるということは十分に考えられます。

結論としては、無理に抜く必要はない!という事です。

白髪ができるメカニズムとは

白髪になってしまうのは毛根部分に問題があるわけではなく、毛が生えてからの色素細胞(メラノサイト)に変化が生じたためです。
簡潔に述べると、メラニン色素の色が失われていると白髪になってしまいます。

髪の内部には、メラニンと呼ばれる色素形成細胞があり、それが髪の毛の色を決定づけています。メラニン色素が減少するのは、栄養不足やストレス的なものが原因で生じる可能性が高いです。
また、年齢を重ねるごとに栄養素が行き届かなくなり、メラノサイトの活性化する力が衰え、メラニン色素が減少していくということが考えられます。

他には原因が解明されていないケースもあり、遺伝的な要素も白髪になってしまう一つの要素として考えられます。
また、髪の毛と関係のある病気になってしまうと、白髪が発症してしまうケースも・・・。
例えば、胃腸疾患や甲状腺異常などでも白髪になってしまうケースがあります。

白髪になってしまう要因と対策について

白髪男性白髪が発症してしまう要因として、「ストレス」も一つの可能性として考えられます。

ストレスを溜めた状態だと、血液が頭部にしっかりと行き届かなくなるような毛細血管の収縮を起こします。
毛細血管が収縮すると、毛乳頭に伝達する栄養素の血管が細くなって、本来、届くべき栄養素が届かなくなって髪の毛が抜けたり、白髪になってしまうというケースが考えられます。

また、加齢によりメラノサイトが衰えてきて、メラニン色素が減少していくということも要因として考えられます。
白髪が増え始める年齢が、だいたい30代中盤あたりと言われています。

もちろん個人差によって白髪が発症するタイミングは異なりますが、30代ぐらいから徐々に増え始め、50代になると約半数近い人が白髪になってしまうという検証結果も出ています。

では、白髪が発症してしまった場合、どのような対策を講じれば良いかというと、ストレスが原因の場合はもちろんストレスを解消する環境に身を置くことで自然治癒も可能です。
それ以外にも白髪を治す方法としては、ミネラルを豊富に含んだ食生活というものを意識すると白髪改善効果が期待できます。

具体的には、穀類を中心とした里芋、玄米、さつまいも、そばなどが効果的です。
また、海草類もミネラルを豊富に含んでいるので、海苔やひじき、煮干なども積極的に摂取すると良いでしょう。

【利尻ヘアエッセンス】公式サイト