違いは「染毛剤」と「染毛料」
ひとことで「白髪染め」と言っても方法やアイテムは様々。医薬部外品に分類されている白髪染めは「染毛剤」と呼ばれており、対して化粧品に分類されている白髪染めは「染毛料」と言います。
【一般的に美容院で使用されている白髪染め】は医薬部外品の「染毛剤」です。ヘアカラーやおしゃれ染めなどが該当し、ドラッグストアやネット通販でも購入可能な商品があります。髪の脱色とカラー剤髪に入り込みやすくする1剤と、染毛するための色素を作る2剤を混ぜてカラー剤を完成させます。
カラーの保ちは染髪後しばらく続き、一度染めた毛は殆ど落ちません。ただし頭皮や髪へのダメージが残ることがあり、一度染めてからは最低でも1~2ヶ月、可能であれば2~3ヶ月ほど使用を控えることが理想です。アレルギー症状を発症することもあるので心配な方はパッチテストをおすすめします。
【自宅でできる白髪染め】には、先の「染毛剤」の他に化粧品に分類されている「染毛料」があります。髪の表面に色素を付着させるヘアマニキュアや、カラートリートメントなどが該当します。髪の脱色をする成分は入っていない為、明るく染めることはできません。また一度染めてからの保ちは染毛剤より短いです。
その分ダメージは少ないため短い頻度で繰り返し使える商品もあります。例えば【ルプルプ無添加白髪染】などはトリートメント効果も期待できるので毎日使っても問題ありません。化粧品というだけあり商品によって使い方や頻度・役割が違う為、使用上の注意はよく読む必要があります。
美容院の白髪染めが高いのはなぜ?
医薬部外品の「染毛剤」が美容室でも自宅でも使えるなら自宅の方がお得なのでは?!と思われる方も多いと思います。同じ「染毛剤」でも、美容室と自宅では仕上がりが全く違います。
まず【自宅で使用できる白髪染め】はどんな髪でもしっかり染まるようにカラー剤の成分が強い商品が殆どです。価格は「1,000円以下」と手頃です。液の付いたところはしっかり染まりますが、その分ダメージも強く髪がパサついたり、頭皮にかゆみが残ったりすることもあります。市販の白髪染めは色の種類が少なかったり、また自身で染める為、色ムラになることもあり、仕上がりが安定しないというデメリットがあります。
【美容院の白髪染め】は1回あたり「5,000~10,000円」が相場で高いと言われますが、技術やケアにかかるお金と考えると良さそうです。美容院では自身の髪色に合わせてカラー剤を選ぶことができ、また美容師さんがカラー剤を塗ってくれるので色ムラなく綺麗に仕上がります。
特に髪の長い人や白髪の量が多い人は美容院での白髪染めが間違いなさそうです。また髪質に合わせてカラー剤の強さや付け置きの時間も変えるので余計なダメージを気にすることはありません。どうしてもダメージが気になる場合はトリートメントもできます。そういった判断をプロに任せられるのは安心です。
一度のケアでしっかり染められるのは「染毛剤」のメリットです。単純に「白髪を染める」ことを目的にするのであれば自宅での白髪染めでも良さそうですが、「見た目を綺麗に」という点にもこだわりたい方は美容院での白髪染めがおすすめです。
自宅でケア!ダメージが気にならない白髪染めって?
【敏感肌で強い薬剤は使えない方】や、【髪や頭皮へのダメージが気になる方】は「染毛料」の中でもトリートメント要素を兼ね備えた商品や白髪ケアに特化したノンシリコンシャンプーを使うと良いでしょう。
保湿などのケアをしながら髪を徐々に染めるためダメージは殆どなく安心して使うことができます。またヘアカラートリートメントやシャンプーは1回あたりの価格が「染毛剤」よりも手軽なものが多く使い続けても経済的に優しいという点は魅力です。
【ダメージを最小限に、且つより綺麗な状態を求める方】は2~3ヶ月に一度美容院で白髪染めをし、その間は根元や新しい白髪が気になったタイミングでヘアカラートリートメントやシャンプーを使用することで美しい髪をキープすることができます。
自身に合ったケアで気になる白髪を解消しましょう。
注目の新成分「キャピキシル」の配合により育毛効果も期待でき、リンスなしでも使える「●ハル(haru)黒髪スカルプ・プロシャンプー」はコスパも高く、多くの女性誌でも紹介されている話題のアミノ酸系シャンプーです。
ハルシャンプーは天然由来の成分100%でノンシリコン、加齢・頭皮の老化による抜け毛や白髪の悩みにフォーカスした、女性のためのスカルプシャンプーです。
「即効性」という面では、「染毛剤」「染毛料」には劣りますが、気になりだした白髪ケアを考えるなら、より頭皮ダメージを減らしながらできる自然派のトリートメントやシャンプーをお勧めします。