薄毛育毛対策にグロースファクター(成長因子)はどう効くの?
「グロースファクター」とは、ひとつの成分を表すものではなく、細胞の成長・活性化・増殖を促す物質の総称です。その働きから増殖因子や細胞増殖因子と呼ばれることもあります。
グロースファクターは元々ヒトの身体にに備わる物質で皮膚や骨・筋肉・毛髪などの代謝を促しています。
代謝は肌や毛髪においては「ターンオーバー(皮膚や頭皮などの生まれ変わり)」と呼ばれ、美肌や健康的な髪を目指すにあたって正常に働くことが重要とされています。
当初は美容の観点において目元のくまやたるみを改善させるため、エイジングケア効果が期待されていました。中でもEGF(Epidermal Growth Factor=上皮成長因子)は新しい細胞を生成・増加させたり、細胞が正常に働くようにする作用があり、EGFを発見したスタンリー・コーエン博士はノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
アイテムにEGFが含まれる場合は「ヒトオリゴペプチド-1」と表記されているようです。
EGFは最近注目の成分である「ピディオキシジル」にも含まれていて、その発毛効果に注目が集まっています。ピディオキシジルは、ミノキシジルの構造を基に育毛に特化するようシアル酸とEGFを加えて構造された成分です。
【グロースファクター(成長因子)配合のスカルプエッセンス一覧】
育毛効果と副作用
グロースファクター(成長因子)は既にAGAクリニックなどでの毛髪再生治療に多く採用されています。
外部からグロースファクターを注射器などで頭皮に直接注入し、自身の毛髪を生やす・育てる力を伸ばします。
毛髪再生治療のひとつであるHARG療法では、平均3ヶ月・効果の早い方で約1ヶ月で発毛を実感される患者さんがいることから、薄毛治療においてグロースファクターは活躍しているといえます。
最近では育毛剤にも多数のグロースファクターが配合されています。育毛剤は薄毛治療よりも浸透力の面で不安があるので、浸透力をアップさせる成分・技術が採用されているかなどに注目すると良い育毛剤と出会えます。
このようにグロースファクターは発毛・育毛に力を発揮する物質です。これまで発毛を促す成分といえばミノキシジルなどが主流でした。ミノキシジルは成長因子を産出するはたらきが発毛効果を促していましたが、その「副作用」が懸念されていました。
グロースファクターであれば、元々人体に含まれる物質なので、副作用の心配はありません。今まで副作用が心配で「脱毛抑制」に特化した育毛シャンプーや育毛剤を使用していた方も、グロースファクター配合の「発毛・育毛促進」が期待できるアイテムを試してみるのはいかがでしょうか。
【グロースファクター(成長因子)配合のスカルプエッセンス一覧】
薄毛の原因に関係なく効果を発揮するグロースファクター
薄毛・脱毛の原因は多数あります。ストレスや生活習慣の乱れ・頭皮トラブルなど挙げたらきりがありません。脱毛症も女性特有のものや男性に多いAGA、加齢に伴う薄毛などの症状がありますが、グロースファクターは症状に限らず発毛・育毛効果が期待できます。
原因は様々ですが、グロースファクター不足によって頭皮・毛髪に充分な栄養が届かなくなってしまい、脱毛・薄毛が進行してしまうのです。
そこで、成長因子を外部から直接送り込み毛乳頭へと浸透させることで頭皮のサイクルを正常にし、健康的な毛髪を成長させます。
原因に関係なく効果が期待できるという点では、薄毛の原因解消と同時進行で発毛・育毛を進めることが出来るので通常の対策・治療よりも早く薄毛の悩みを解決できる可能性が高いです。
また男性・女性を問わず使用できるのも嬉しいポイントです。
女性は「男性ホルモンの影響による脱毛」が殆どないため、グロースファクターでの育毛効果がより得やすいといわれています。