AGA遺伝子検査 AGAドックについて 2

どんな設計図だとAGAになりやすいのか?

男性型脱毛症(AGA)になりやすい男性ホルモン受容体(AR)の遺伝子(設計図)とはどういうものなのでしょうか。
「CAGリピート」と「GGCリピート」という部分がARの設計図(遺伝子DNA)上に少ないと、AGAになりやすいと言われています。

CAG」「GGC」とは何かというと、アミノ酸を表す暗号です。遺伝子DNAは全てA(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4つの物質がズラリと並んだ情報です。ズラリと並んだ4つの物質は、3個で1セットとなっていて、その3個の順番によってどのアミノ酸を表す暗号なのか決まります。(「開始」「終了」を表す暗号もあります)

つまり男性ホルモン受容体(AR)を形作る際に、どんなアミノ酸を何個どの順番で使うか……という設計情報が遺伝子DNAには書き込まれているのです。

「CAG」とはグルタミン、「GGC」はグリシンというアミノ酸を表す暗号です。「CAGリピート」の「リピート」とは言葉通り「繰り返す」という意味で、A、T、G、Cがズラリと並んだ中で「CAGCAGCAGCAGCAG……」と「CAG」が繰り返されている部分のことを「CAGリピート」といいます。

「CAG」とはグルタミンのことでしたが、遺伝子の中に「CAGリピートが少ない」ということが何を意味するのかというと、「ARの設計図に記載されたグルタミンの分量が少ない」ということです。CAGリピートが少ない、つまりARを作る際にグルタミンを少ししか使わないと、ジヒドロテストステロン(DHT)がARに結合しやすくなるということが分かっています。

DHTがARに結合しやすいと男性型脱毛症(AGA)になりやすく、治療の際にフィナステリドを使用すると効果が見込めるということになります。

また「GGCリピート」と「CAGリピート」の合計数が少ないと、若い時にAGAを発症する(若くして髪が薄くなる)可能性が高いと言われます。「GGCリピートが少ない」とはつまり、受容体の設計図に記載されたグリシンの分量が少ないということです。

HARG治療センター

郵送で遺伝子のチェックができる「AGAドック」

AGAチェックはどうすればできるのかというと、病院に行って検査する方法が一般的のようです。遺伝子というのはどこの細胞でも核の中に入っているものなので、髪などの痛くない部分から細胞を取って、病院から検査機関へ依頼して調べてもらいます。期間は1カ月ほどかかります。

費用は病院によっても違うかも知れませんが、大体2万円ほどかかるようです。安いとは思えない金額ですが、検査というのは保険が利きませんし、DNAという小さなものを解析するのですから妥当といえば妥当な金額なのかもしれません。

しかし数年前から「AGAドック」というものが出てきました。「AGAドック」とは株式会社イー・ケイ・コムが販売するAGAチェックサービスの名前です。これは頬の内側の細胞を綿棒のようなもので軽くこすり取って、それを郵送すると遺伝子の解析結果が送られてくるというものです。

検査料は12,600円と、病院に行って依頼するよりもかなり安価になっています。「安かろう悪かろうでは困る」と思うかも知れませんが、遺伝子検査は「ジェネシスヘルスケア」という専門の会社に依頼しているので、検査結果についての心配はいらないでしょう。結果が出るまでの期間も2~3週間と、病院に依頼した場合の1カ月と比べて短くなっています。

ちなみにイー・ケイ・コムは、自毛植毛で有名なニドーシステムの関連会社のようです。髪の悩みについての事業を手広くやっていてノウハウがある会社と思われますので、依頼する際に何となく安心感があるのではないでしょうか。

AGAチェックは遺伝子の検査です。遺伝子は一生変わりませんので、チェックは一生に一度だけで済みます。「自分は遺伝的に男性型脱毛症(AGA)になるのだろうか?」そんな疑問をお持ちの方は、受けてみても良いかも知れません。

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