AGA遺伝子検査、AGAドックについて 1

そもそも「AGA」とは何か?

AGA(エージーエー)」とは「Androgenetic Alopesia」を略したもので、「男性型脱毛症」のことです。
「症」とはついていますが、病気とは認められていません。塗布薬としてミノキシジル、内服薬としてフィナステリドが認可されてはいますが、疾患ではないので健康保険は利きません。

どういう脱毛状態が「男性型脱毛症(AGA)」かといいますと、前頭部や頭頂部が脱毛してしまうものがAGAです。いわゆる普通の、男性の髪が薄くなった状態、あれがAGAです。遺伝子の要因が大きいと言われています。

男性型脱毛症(AGA)が起きている時、体の内部ではどういうことが起きているのでしょうか。
男性ホルモンの「テストステロン」という物質があるのですが、このテストステロンは5α-還元酵素(リダクターゼ)によって「ジヒドロテストステロン(DHT)」という物質に変わります。このジヒドロテストステロンが毛乳頭細胞の核内に入り、X染色体にある「受容体」にくっつくと、遺伝子DNAから「脱毛たんぱく質を作れ」という命令が出ます。そして髪が抜けてしまうのです。

もし前頭部や頭頂部の毛髪が薄くなっていても、上記のような「ジヒドロテストステロンが脱毛たんぱく質を作らせる」というメカニズムが関係していなければ、「AGA」とは言いません。
円形脱毛症や産後の抜け毛、甲状腺ホルモンの低下による抜け毛、単純な老化による抜け毛などは、たまたま前頭部や頭頂部が薄くなったとしてもAGAではないのです。

「男性型脱毛症」という名前がつけられてはいますが、女性にも起こりえます。女性にも男性ホルモンが少しはありますので、その人の体質などによってはAGAになる可能性があります。

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「AGAチェック」とはどのようなもの?

前項で、男性型脱毛症(AGA)は遺伝子の要因が大きいと説明しました。ということは、遺伝子DNAを解析すればAGAになりやすい体質かどうかが判断できるということになります。これを「AGAチェック」といいます。

既に脱毛が始まり頭髪が薄くなっていれば、AGAかどうかは大体見た目で判別できます。「フィナステリド(商品名「プロペシア」)」という薬がありますが、これはAGAの状態には効果のある薬です。つまりは
「AGAではない」=「フィナステリドが効かない」
ということになります。

お医者さんがフィナステリドを処方する際、必ず遺伝子検査をしてAGAかどうかを見極めているかというとそうではないようです。前述の通り既に発症している人は大体見た目で分かりますし、遺伝子DNAという小さなものを解析するにはそれなりのお金がかかるからです。

(ただし処方薬ですから比較的副作用の危険性が高いと考えられるので、処方する前に血液検査などをする場合が多いようです)

AGAチェックをするのは、まだ発症していない場合・薄くなってきていても見た目だけでは確信が持てない場合などに「自分は将来発症するのだろうか?」「この抜け毛はAGAなのだろうか?」という疑問を解消するために行うという方が多いようです。

さてこの「AGAチェック」について詳しく遺伝子の何を見るのかご説明します。
ジヒドロテストステロン(DHT)」がX染色体の「受容体」に結合することで脱毛たんぱく質を産生します。DHTが受容体に結合しやすいかどうかが人によって違うので、男性でも毛髪が薄くなる人とならない人がいる、と言われています。
DHTがあっても受容体に結合しなければ「脱毛たんぱく質を作れ」という命令が出ないので、結合しやすいかどうかというのはとても重要なのです。

自分の受容体はDHTが結合しやすい受容体なのかどうか、それが遺伝子を調べることである程度分かるのです。

そもそも遺伝子DNAというのは、「たんぱく質の設計図集」です。「たんぱく質」というのはアミノ酸が結合した物質の総称で、一口に「たんぱく質」と言っても様々な種類があります。人間の体というのは大部分がたんぱく質から出来ていますので、たんぱく質の設計図集である遺伝子DNAが体全体の設計図となりうるわけです。

その設計図は人間同士であればかなりの部分で共通しますが、少しずつ違う部分があります。それが手の大きさや目の色などの様々な個性となるのです。

ジヒドロテストステロン(DHT)が結合する男性ホルモン受容体(アンドロゲン・レセプター、略してAR)の設計図の部分も、やはり人によって微妙に違いがあります。この設計図を読み取って「自分の受容体はDHTが結合しやすい設計図なのか?」ということを判別するのがAGAチェックです。

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