「育毛剤医薬品」フィナステリド(商品名:プロペシア)などの説明

【医薬品】(主によく使われる成分)
- フィナステリド
(商品名:「プロペシア」)
- 内服用。DHTを作る「5α-還元酵素(リダクターゼ)」を働かせないようにすることで、DHTの量をコントロールする(DHTが脱毛に作用するため)。コレステロールやステロイドと似た性質も持つため、長期にわたる連用は体内への蓄積が起こり不都合が生じる可能性がある。ノコギリヤシの抽出物を化学的に合成した成分。
- ミノキシジル
(商品名:「リアップ」)
- 血管拡張作用により血行促進。他に表皮細胞増殖を促したり、髪の毛を伸ばす物質の合成を促進するとも言われている。
- カルプロニウム塩化物水和物
- 頭皮・毛根の血管拡張。
- チクセツニンジンチンキ
- 毛乳頭活性化。
- カシュウチンキ
- 脂質除去。
- ヒノキチオール
- 殺菌作用により、ふけ・かゆみを抑える。殺菌効果を期待して、育毛剤だけでなくハンドクリームや化粧品など幅広く使われている。
- サリチル酸
- 皮膚軟化作用。ウオノメを取る医薬品にも配合されている。
- ジフェンヒドラミン塩酸塩
- かゆみを抑える成分。皮膚用薬によく配合されている。内服すると鼻水やくしゃみを止める効果や眠くなる作用があるため、鼻炎薬や睡眠導入剤としても使われる。