「育毛剤医薬部外品」グリチルリチン酸ジカリウム、アデノシンなどの説明

【医薬部外品】(主によく使われる成分)
- グリチルリチン酸ジカリウム
- 抗炎症作用により、頭皮の赤み・かゆみなどトラブルを抑える。生薬の甘草(カンゾウ)の成分。
- ビタミンE
- 「トコフェロール」ともいう。抗酸化作用があり、防腐剤として皮膚用クリームに入っていることも多い。血行促進作用もある。
- ビタミンC
- 「アスコルビン酸」ともいう。抗酸化作用があり、ビタミンEとともに摂取すると相乗効果があるといわれる。シミやそばかすの予防として化粧品に配合されることも多い。
- ニコチン酸アミド
- ビタミンB3、ナイアシンともいう。皮膚を正常な状態に保ったり、糖質や脂質・タンパク質の代謝(他の物質に作り変えること)に関わったりする。
- ピロクトンオラミン
- 殺菌作用により、ふけ・かゆみを抑える。
- センブリエキス
- 血行促進作用、皮膚温度の上昇作用。
- ニンジンエキス
- 血行促進作用。
- ショウキョウチンキ
- 血行促進作用。「ショウキョウ」とはショウガのこと。
- パントテニールエチルエーテル
- 糖質や脂質・タンパク質の代謝をする際重要な関わりを持つ。ドリンク剤によく配合されている「パントテン酸」とよく似た働きをする成分。
- エストラジオール
(商品名:「ハツモール」など)
- 女性ホルモン成分。ホルモンバランスを調節する(男性ホルモンの一種「DHT」が脱毛に作用するため、そのコントロール効果が期待される)。コレステロールやステロイドと似た性質も持つため、あまり長期にわたり使用すると沈着して皮膚にダメージを与える可能性も。
- t-フラバノン
(商品名:「サクセス育毛トニック」など)
- 毛母細胞増殖、毛成長促進、毛髪と皮膚の接着を強くする。
- アデノシン
(商品名:「アデノゲン」など)
- 生命活動全般のエネルギー源となる「アデノシン三リン酸(ATP)」や、ホルモン伝達を助ける「環状アデノシン一リン酸」の原料となる。
- タンポポの根のエキス
(商品名:「モウガ漲(みなぎ)」など)
- 血行促進、毛包強化。